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プロフィール

PROFILE

詩吟ユニット「xiè(シエ)」

詩吟・舞踊アーティスト 恵聖とサウンドクリエーター Hagi によるユニット

恵聖の卓越した詩吟テクニックと表現力がHagi により精巧にプログラミングされたサウンドと一体となり、さらに壮大で繊細な音空間を作り出す。
 
日本の伝統芸能である詩吟。
従来の詩吟は無伴奏(アカペラ)に加え、琴や尺八で伴奏をつけることが基本となっているが、コンピュータープログラミングによって作り出されたエスニック&アンビエントなサウンドと融合させる事で、今までにない新しいスタイルが誕生した。

また詩吟は主に漢詩や和歌、俳句に日本独特の音階をつけて吟じるものであるが、「xiè」では恵聖のアイデアによって詩吟の常識に縛られない詩の世界が表現される。

また、ユニット名の「xiè」は、古代中国の伝説の生き物「xièzhì(スィエチー)」を語源としている。「xièzhì」は物事の善悪を見きわめる事ができると言われており、「xiè」の奏でる音楽も真を見極めた音のように、聴く人の心の奥深くまで響きわたるようにと名付けられた。

恵聖(けいせい)
詩吟・舞踊アーティスト

詩吟の師である父の元に産まれ3 歳より詩吟を学ぶ。9 歳からは舞も学び始め、共に幼少の頃より全国大会で活躍し数々のタイトルを受賞。1996 年にキングレコードよりメジャーデビュー。作曲家の宮下健治氏に師事。後に、ビクターエンターテイメントに移籍し、2005 年までの9 年間は、演歌歌手として活躍していた。

その後、日本の伝統芸能である詩吟や剣詩舞の良さを多くの方達に伝えたいと思い、吟詠・舞踊アーティストとしての活動を再開。2007 年には、キングレコードよりCD『故郷』(ふるさと)をリリース。アンビエントやエスニックなサウンドを得意としている Hagi も参加した作品である。また、童謡の中に詩吟を挟んだ童謡吟にも取り組み、新しいジャンルを確立している。

日本の伝統芸能を伝えながらも、詩吟の新たな可能性を模索し、異なる様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションやライブハウスでのパフォーマンスなど若い世代にも受け入れられる新しいスタイルの詩吟を追求し、注目を集めている。幼稚園や学校、福祉施設等でのワークショップやコンサートも積極的に行っている。

Hagi(ハギ)
作曲家 • サウンドクリエーター

コンピューターテクニックを駆使し、世界各国のトラディショナルミュージックをふんだんに取り入れた繊細かつディープな音楽表現を得意とする。電子の世界に自然の息吹を吹き込みアコースティックとの融合を追求。独特の世界観をサウンドデザインするアーティストである。

近年、国立博物館ミュージアムシアター作品「バーチャルリアリティ」シリーズへ楽曲提供。同シリーズでは日光東照宮で上映される作品や古跡、神社仏閣をテーマにした別タイトルにも参加する。北京国際映画祭 (2013年) へ出展した長編映画「呪糸」(zhou si) へ楽曲を提供する他、CM音楽や書家「紫舟」のPV等、映像音楽にも力を注いでいる。

またファッションショーや中国古代文字プロジェクト等にも楽曲を提供。アフリカンパーカッショ二スト Latyr Sy とのユニット「moonBOW」や写真家 館野 二朗氏とのプロジェクト「Tones on High」等、ジャンルを超えグローバルな活動をする。自身の活動だけでなくアーティストへのアレンジやリミックス等でも参加している。 

CONCEPT

知られざる日本の響き「詩吟」今、蘇る

「詩吟」その音色を多くの日本人は、知らない。
xièのサウンドクリエーターであるHagiもまたそうであった。
彼が初めて恵聖の詩吟を耳にした時、
思い描いていた詩吟の地味で単調なイメージは見事に裏切られた。
そこには、力強くて美しい情緒溢れる日本の響きが潤い満ちていて
ただただ涙が溢れた・・・
この美しい「詩吟」を一人でも多くの人に伝えたい。という恵聖の想い。
そして、この感動を新しいカタチで楽しんでもらいたい。というHagiの想いが、xièを誕生させた。
xièの新しいサウンドは、日本人を驚かせ、外国人を楽しませるだろう。
2013年より尺八奏者 田野村 聡をサポートメンバーに加え、これまで以上にxièのサウンドが豊かに彩られる
今後も、多くのアーティストを加え、さらに美しく力強く xièのサウンドが進化する。